あなたは未来に何を届けますか?

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Projects

Project 1

シン・柏原船 

「柏原船」を現代に蘇らせるとしたら、どんな形 でそこには何を積み込むのでしょう。私たちの願いを乗せて時空を航海する船。『シン・柏原船〜あなたは未来に何を届けますか?』

Project 2

川Narra:Anyアート 

その船に、あなたは何を乗せて、未来に届けますか?

Project 3

スマートまちづくり研 

地域を越えて、分野(ジャンル)を横断し、大人から子どもまでが集い、「川を通してつなぐ物語」づくりの多面的な調査/研究を通じ意見を交わします。 

シン・柏原船

『シン・柏原船』PJ

「子どもは、私たちが目にすることのない未来の時代へ、私たちが贈る生きたメッセージである」  ニールポストマン

 


 
■コンセプト
  かつて、柏原舟は・・・
かつて、柏原から大阪の中心地まで、 河内木綿を運んだ「柏原舟」は、地域経済を支える重要な交通インフラであったと同時に、豊かな未来の象徴でもあった。 コロナによって社会が分断された今、私たちはどんな船に何を 乗せて未来へ運ぶのだろう・・・
そして、
「シン・柏原船」は、私たちの願いを乗せて時空を航海する船。(タイムマシン)
その船に、あなたは何を乗せて、未来に届けますか?
 
■タイトル
『シン・柏原船〜あなたは未来に何を届けますか?』
 
■目的
1.「未来に何を届けるか」という問いを投げかけることで、自分の大切なものは何なのかを再確認する
2.子どもたちの発想を大人が協力して実現させることで、子どもたちに未来の柏原への期待を持たせる
3.製作、鑑賞、協力で多くの市民がイベントに参加する機会を提供することで、町に賑わいを起こす
4.SNSを積極的に活用し、市の内外に情報を発信すると同時に、協力する仲間を集める

「シン・柏原船」

■実施内容
2つの展覧会をイメージしながら、プロジェクト活動を推進する
<プロジェクトA>
「未来に届けたいモノ」展
⑴未来に届けたいモノを募集
 ※その理由を文章で説明
 ①立体(実物・造形物など)
  ・思いの込められた物(実物)
  ・思いを込めて作った物
 ②平面(写真・絵画たど)
  ・大切なモノ・コトが撮られた写真
  ・イメージした絵画など
⑵「未来に届けたいモノ」展
  ・募集したものを一堂に展示、発表
  ・撮影会

<プロジェクトB
「シン・柏原船」展
⑴小中学生から、船のデザインを募集(コンセプトスケッチ)
⑵展示会を開催し一次審査で10人程度を選ぶ
⑶2次審査として、公開プレゼンテーションを実施 来場者の投票で3〜5作品を選びネットで公開
⑷投票者の中から製作協力者を集め、企画者と協力し1ヶ月程度で製作(会場案:山西電気)

⑸完成作品を市役所のテラスなどに展示

■スケジュール
Phase1:2023年1月<キック・オフ>
子ども「船づくり」ワークショップ

・イベントのPR、募集告知
Phase2:
・応募作品の展示 / 公開プレゼンテーション
Phase3:
・「シン・柏原船」の制作
Phase4:柏原芸術祭2023
・「シン・柏原船」の発表、展示 


「シン・柏原船」プロジェクト

・プロジェクトのSNSを開設。
・進行プロセスを定期的に発信し情報を拡散。仲間を集める。

川Narra:Anyアート

『川Narra:Anyアート』PJ

<地域アートの目標:いつでも・どこでも・だれでもアート=Anyアート>

 


 
「かしわら芸術祭」では、他地域とは異なる地域芸術祭として「都市と自然の融合する歴史的なまち=柏原」を舞台に、アートが市民と地域に根ざす「Anyアート」の具現化のために「アートを媒介にして街をリ・デザイン」する「アートなまち」づくりをめざします。
ポイントは、アートを狭い範囲でとらえずAnyアートとして「ヒト、コト、モノの交流」を活発にする中で、アートと日常的な結びつきを深め、地域の各種団体との積極的な連携により人的パワーを結集し、地域の内実を固め「アートの受容の醸成」を具体的に構築します。
 
■Anyアート実現のための三つの要素
今回、地域の空間や資源を生かすアート表現の手法として、次の三つの要素を最大限取り入れます。
参加型アート:参加者がアーティストの考えに立ちアートのパラダイム転換をめざすAnyアートの具現化
エコアート:SDGsや地域の事業所・家庭からの廃品廃材素材の活用化
インタラクティブアート:自然環境や人の動きなどのデータを用い光・音・映像や触れられる表現で可視化
 
■具体的な実現イメージ
「川Narra」―「あなたは未来に何を届けますか?」
≪川Narra≫は、未来への希望としての「光」と、モノを動かし社会を変革する「風」と、ヒトをつなげ、動かし、つくり、子どもたちの未来に伝える「かたち」で構成します。
「風の川」「川をつなぐ+」「川を彩る回廊」
「川から生まれるアート」紙と布をはじめ廃品廃材などを生かし、川から生まれる多彩なアート。子どもたちの未来に届けるタイムカプセル「シン・柏原舟」を創造なども
「光の川」川から得たセンシングデータをもとに、古代から現代、未来へとつながる川の物語を体験するインスタレーション作品
「手ぬぐいアートのまち」「光のANDON ストリート」などと共にまちの中心市街地を舞台にアート作品を配置
 
■具体的な実現手法
→そのためワークショップ形態で人を集め、参加者はアートディレクター(各プロジェクトに配置:AD)のアドバイスを元に、プロットタイプで試行しながら共同で制作。
 
 

参加型アート(Participatory Art)
観客が作品制作の過程に関わったり、内容の一部を担ったりすることによって成立するアート作品の形態。観客が創造のプロセスに関わり、共同制作者となることで、「作品を創造する作家」と「作品を享受する鑑賞者」という近代的な役割分担に対する疑問を投げかけ、人との関係性や社会的な文脈に関わる作品ができる。
(現代美術用語辞典ver.2.0 - アートスケープArtwords)

 

現代アートの三つの要素:小崎哲哉「現代アートとは何か」
①コンセプト、②インパクト、③レイヤー

スマートまちづくり研究会

『スマートまちづくり研究会』pj

「スマートなまち」「クリエーティブなまち」「オシャレなまち」
=「アートなまち」づくりの定義
:「アートを媒介にしてまちをリ・デザイン」する
  

■主旨
地域アートプロジェクトの中で「Anyアート」が独自性を確保するためには、地域におけるアートの基盤整備が重要で、そのため期間限定イベントとしての芸術祭ではなく「アートなまちづくり」という観点から、次の3つのOUTPUTを目標とす
①拠点整備「Creative Base HubCBH)」
空き公共空間を活かし、アートに関わる元気な人が集まる交流協働複合機能空間拠点の整備
・アートコミュニティベース:アトリエ、ギャラリー、制作レジデンス、WS(ワークショップ機能)、インキュベーションラボ
・クリエイティブ・リユース・センター:エコ・SDGsを意識した表現素材の活用:柏原レミダ構想.pdf
・コンシェルジェ:人と人をつなげ多面的に支援するコーディネーターの配置
②推進組織:推進BODY:「River Narrative Consortium(RNC)」
AnyアートとMAP(Mirai Art Platform)を核に新世代の自立分散型の組織運営のアートなまちづくり組織
・スマートシティとの連携と一般社団法人格の取得
③まちづくりのバックボーン:「Creative City(CC)」
他の地域でのユニークな都市宣言を参考に「アートを活かした魅力あるまち・柏原」宣言を行い、「柏原市文化芸術基本条例」の策定を展開
 

註:「Anyアートアジェンダ2022」、資源・実績を「いかすアート」、アーティストとの「つながるアート」、まちを「めぐるアート」の理念、またブランド戦略、組織運営、アートファンづくりなどアクション

 
 
■調査研究実験
 同様なユニークの事例調査、実現プロセスの各種要素など研究、具体化に向けての社会実践活動
<参考事例>
文化芸術基本条例
八尾市文化芸術基本条例:2022/4/1
『みんなの文化政策講義:文化的コモンズをつくるために』藤野一夫,水曜社
富田林市若者条例:朝日新聞記事
:市民と行政が一緒に考え未来を創造するためのワークショップ形式の市民会議“Mira-ton”
食を活かした元気な石巻:都市宣言:2009.12.4制定 

文化芸術のみならず多面的関連分野との連関を規定した「芸術文化基本法」2017

1.文化芸術の振興にとどまらず、観光、まちづくり、国際交流、福祉、教育、産業その他の各関連分野における施策を法律の範囲に取り込むこと
2.文化芸術により生み出される様々な価値を文化芸術の継承、発展及び創造に活用すること
法律の題名を「文化芸術基本法」に改める

文化芸術振興基本法の一部を改正する法律概要(平成29年6月23日公布・施行)
〈基本理念の改正内容〉
①「年齢、障害の有無又は経済的な状況」にかかわらず等しく文化芸術の鑑賞等ができる環境の整備、②我が国及び「世界」において文化芸術活動が活発に行われる環境を醸成、③児童生徒等に対する文化芸術に関する教育の重要性、④観光、まちづくり、国際交流などの各関連分野における施策との有機的な連携
〈基本的施策〉
各地域の文化芸術の振興を通じた地域の振興を図ることとし、必要な施策の例示に「芸術祭への支援」を追加
文化芸術の推進に係る体制の整備:地方公共団体の文化芸術推進会議等について規定

『スマートまちづくり研究会』pj<参考事例> 

京都府:木津川アート関係
兵庫県:尼崎
神奈川県:横浜市

情報発信基地キチキチ

情報発信基地キチキチは、キチキチプロジェクトチームが運営。
使われていない建物の有効利用を目的としています。さまざまな人々が使うことにより価値が生まれ、情報が集結する基地となるよう日々活動しています。
情報発信基地キチキチ:教育相談室、ギャラリー、CAFF、キチキチホール
「キチキチカフェ理科準備室」月曜から金曜、10時から16時半。土日祝はお休みですが、イベントがあるときはオープンします。
「教育相談室」(1Fレンタルスペース)
「キチキチホール」(2Fレンタルスペース)
「キチキチギャラリー」カフェの壁面、階段、2階踊り場、ホールなどをギャラリーとして使用できます。

当尾の郷会館CREATION PROJECT(創造事業)

会館の一部をクリエイターに制作場所として貸し出し、会館の利活用を促進するとともに、地域の方々との交流機会の創出による地域の活性化を図る:3事業者(担当:木津川市マチオモイ部観光商工課)
当尾の郷会館:木津川市加茂町(旧当尾小学校)
:会議室、研修室、調理室、工作室
うめたにカフェ:木津川市梅谷地区旧公民館、小学校分校:バス停
 

あまらぶアートラボ:A-Lab

尼崎のアート発信基地、A-Lab(えーらぼ) 2015年秋、オープン(担当:尼崎市文化部文化振興)
使用されていなかった旧小田公民館城北分館をアート発信基地にリノベーション。
「若手アーティストの発表・創作の場」として活用することで、若い人の夢やチャレンジを通じて、子どもたちを始めとする市民が芸術に気軽に触れ、体験できる身近な施設にしていきます。こうしたアートを通じたまちづくりを展開することで本市の新たな魅力を探していきたい。
 

黄金街エリアマネージメントセンター:KAMC 

Vision : アートによるまちづくり
地域、⾏政、警察、⼤学、企業、アーティストと連携し「アートによるまちづくり」を進める。地域コミュニティとアーティストが共にアートを通じて交流し、創造的で特⾊ある「界隈」の形成とエリアマネジメントの⼒によって「新しい価値観が⽣み出される」まちづくりを⽬指す。
MISSION 1  創造の「ネットワーク」
アーティストと社会をつなぐネットワークを形成する
MISSION 2 「価値」の創造
このまちで⽣まれる創造的活動をブランディングし、持続可能なビジネスモデルを構築する
MISSION 3  創造的な「環境」
アーティストの「スタジオ」から、⻩⾦町エリア全体の「まちづくり」を視野に⼊れた包括的なコミュニティをデザインする
 
 横浜・黄金町エリアの地域コミュニティに点在する小規模の空き店舗や京急高架下のスペースを活用したアーティストの制作・発表・交流を促進する拠点の事業を通じて、地域の安全・安心の回復と、創造的で特色あるまちをめざしている。
アーテイスト・イン・レジデンス、黄金町バザール、国際交流、地域とアートを繋ぐ黄金町芸術学校、バザールサポーター、黄金町アートブックバザール、20以上のスタジオスペース推進事業など
:初黄・日の出町環境浄化推進協議会:町内会、小学校PTA、企業・団体
(協力連携):横浜市立大学、横浜市、警察   NPO  KAMC