あなたは未来に何を届けますか?

                                Concept

Concept

川Narra(川物語) 

― あなたは未来に何を届けますか? ―

柏原の歴史、文化、産業を語る上で「大和川」の存在は不可欠で、時に災いをもたらしたが、地域に大きな恵みを与えてくれる存在であった。
混迷する日本そして衰退しつつある地域において、『川』を通して自らの価値を再評価すると同時に、新たな文化(アート・デザイン)との出会いにより地域の価値を創造することで、アイデンティティを取り戻し未来へと語り継いでゆく、それが<川Narra>。
※  Narra は Narrative(物語る)を短縮した造語
 

アートを媒体にして、社会(人)を繋ぎ未来に向けて「まちをリ・デザイン」する

  柏原の人々は古来より川(自然)と共に暮らしてきた。時に川は、人々に大きな災いをもたらしたが、一方で水運を利用して地域経済を活性化させ、また元の川筋を利用した木綿栽培により人々に大きな恵みを与えてくれた。しかし 現代社会では、物も情報もデジタルという見えない川を流れ、スピーディーで効率的だが、その陰で「豊かさ」「優しさ」が、失われつつあるように思う。
 一方、世界に目を向けると、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大、ロシアによるウクライナ侵攻、そして地球温暖化による異常気象と、人と人、国と国、人と自然の距離が広がり大きな分断を生み、未来に暗い影を落としています。
 私たちは、今何に翻弄されているのだろう? デジタル、ウイルス、気候、同調圧力・・・ 見えないモノに怯え、「本当に大切なもの」を見失っているのではないでろうか?
 災い(リスク)も受け入れながら、自らの手でより良い社会を作ろうとした先人に習い、 柏原にとって切っても切れない「川」に今一度注目し、過去から未来につながる「時の川」 の船着場(結節点)として、柏原の歴史・文化、そして人々の想いを今に届けると同時に、 未来に対して私たちが届けるべきモノは何か?を皆さんと共に考えて行きたいと思う。
 
 大阪平野の歴史的シンボル事業(*)である大和川の付け替えのパワーの集積地域が柏原です。古来より人々は、川(自然)と共に暮らし、時には大きな災いの一方で、水運や灌漑により地域経済に大きな恵みを享受し、その後の社会地域基盤を構築してきました。
そこで今の時代、私たちは、ローカルな地域の原点に回帰し、その地域歴史特性を踏まえ、「時の川」 の船着場から「未来に対して私たちが届けるべきモノは何か」を人々と共に考える新たな物語(narrative)づくりとして≪川Narra≫構想を提案します。

(*)歴史的シンボル事業の結節点=柏原・KASHIWARA 
・大和川付け替えに伴う新たな地域開発と木綿産業やぶどうワイン事業など地域産業開発 
・大和川流域の洪水、亀の瀬の地すべりなど、災害復興事業の地域パワー集結集積拠点 

Mission

アートを媒体にして社会(人)を繋ぎ未来に向けてまちをリ・デザインする

1.  先の見えない不安な時代に、本当に大切なモノ・コトに気づくきっかけをつくる。
     →現代社会の実存的な意義・役割 
2.  歴史を紐解きながら、柏原市民のアイデンティティとなるような “新たな価値” を創造する。
     →地域の包有する資源の発掘・共有
3.  多様な文化的な表現活動に関わることで、自由や自分らしさを取り戻し、町に賑わいを起こし、社会を元気にする。
    →参加の行動を通じた実感・参加者の増殖
4.   SNSを積極的に活用し、市の内外に情報を発信すると同時に、協力する仲間を集める。
      プロジェクトを通して、自立分散型の組織運営のあり方を模索・実践する。
   →SNSを核にした情報発信の機能強化、組織の有機的増殖と連携と基盤強化

Action

■方向

 以上の主旨と目的に賛同する多種・多彩なプロジェクトを「川narra」プロジェクトとして位置づけ、プロジェクトそれぞれが川の支川が分離集合として相互に多様な有機的連携により、大きな川のような流れを構成していくことをめざす。
「川Narra柏原」プロジェクト例
① 『シン・柏原船〜あなたは未来に何を届けますか?』
② 『川Narra:Anyアート』
③ 『スマートまちづくり研究会』
・・・  

■仕組み

・組織体として「川Narra」コンソーシアムを展望する。
・デジタルネットワークについては、早期に「川Narra柏原」サイトを構築する。
    HP:「Anyアート』ネットワークとサブドメインに位置づける
    FBGroup:「川物語〜MAP」 
・『川Narra』リーフレットを作成に作成し、「川Narra」基本構想のPRのベースとする。
・ロゴ、キャラクターなどPR作戦に必要なモノを積極的に開発する。(例:かなちゃん、りなちゃん・・・など )
当面の間、既存の組織で可能なものはそれらを核に必要な連携を図る。
なお、事務局的な機能としては、AnyアートとMAP(Mirai Art Platform)とが共同で機能分担をして対応。 
HP:「Anyアート』ネットワークとサブドメインに位置づける
FBGroup:「川物語〜MAP」
など 

About Us

背景

①リサーチ&戦略

地域の現状と問題解決の方向

②シン・柏原づくり

地域づくりの目的と方程式

■柏原市の現状
<ネガティブ>

高齢化(市民1/3が65歳以上)
人口減少(10年間でマイナス7.7%)
地域経済の縮小
生活環境(公園・広場)の未整備
地域のアイデンティティが未醸成

→ 消滅可能都市

(府内ワースト3)

 

<ポジティブ>

豊かな自然環境(山、川)
大和川の歴史と共にある街
ぶどう栽培とワイン
大学と学生
 
 

 

■問題解決の方向
1.高齢者の社会的役割発揮
の場を創出
→高齢者の存在意義、生きがい
 

・地域の歴史・文化を伝承する(物語る)
・若い家族や子どもを支援する

 

 
2.子どもの育つ環境を整備
→子育てに魅力的な街

・自然体験 →センスオブワンダープログラム
・日常にあるアート環境
→小どもアートセンター
→クリエイティブリユースセンター「レミダ」
→幼児施設・学校へのアトリエリスタ派遣

 
3.若者・よそ者・変わり者が
活動しやすい環境
→多様性から新文化や産業を

・地域交流のプラットフォーム ・クリエーター支援、交流の場
・デジタルインフラ(web3)

 

■シン・柏原 づくりの構造

<地域づくりの目的>
「アートを媒体にして社会(人)を繋ぎ
 未来に向けて街をリ・デザインする」
『シン・柏原 づくり』

<「シン・柏原 づくり」の方程式>
柏原の歴史・文化・産業× アート ・ デザイン 
 
『柏原川物語』 

「川Narra」のネーミングについて

・他地域のイベントとの差別化と話題性
・コンセプトの現代的な表現
・幼児教育で世界から注目される都市「Reggio Emillea(伊)」の中核イベント「Reggio Narra(レッジョ・ナラ)」のオマージュ
 ※Narra は Narrative(物語る)を短縮した造語